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福祉とか心理とか語学とか読書とか

新米PSWとして役立った書籍6冊+α

まだ入職して1年も経ってない、新米ソーシャルワーカーの自分が、現場に放り込まれた最初の3ヶ月に役立った書籍を紹介するという試み。自分の職域は行政機関ですが、広く職域を問わないチョイスになってるはずです。

相談援助職の記録の書き方/八木亜紀子

相談援助職の記録の書き方―短時間で適切な内容を表現するテクニック

相談援助職の記録の書き方―短時間で適切な内容を表現するテクニック

 

 電子カルテの導入や説明責任、個人情報の開示請求など、近年相談援助職の記録には高い客観性と専門性が求められている。本書では、記録に必要とされる要素や用いるべき語句、実際の記録の添削例などを収載し、限られた時間で的確な記録を残す具体的なノウハウを提示する。

入職時に叩き込まれたのは一にも二にも「記録の書き方」だったので、この本なくして今の自分はないと思う。いくら実りある支援をしたところで、記録に残さなければ全くやってないのと同じ。記録をタイムリーに残す能力は、支援者として有能か無能かを判断する分水嶺ともいえる。病状の表現集など、読んですぐ使える実践的な記述あり。

精神科の薬がわかる本/姫井昭男

こころの治療薬ハンドブック / 坂井隆 共著

精神科の薬がわかる本 第3版

精神科の薬がわかる本 第3版

 

  【精神科の薬を“ざっと"知りたいあなたへ】
好評の定番書、3年ぶりの改訂。精神科の薬を取り巻く環境の変化や新薬を、著者の臨床実践を基に追加。今改訂の目玉は、(1)処方薬依存として社会問題にもなっているベンゾジアゼピン系薬剤の依存への具体的対応策、(2)10年ぶりに出た新しい認知症治療薬、(3)アルコール依存症に対するまったく新しい作用機序の薬。それぞれの薬の特徴や、患者さんの生活を踏まえた副作用への効果的な対処法をわかりやすく紹介する。

こころの治療薬ハンドブック 第10版

こころの治療薬ハンドブック 第10版

 

日本国内で使用されている向精神薬を1つ1つ見開きページでわかりやすく解説する。単なる薬剤情報のみではなく、実際に使用したときのエピソード、服用や処方のポイントなど、他書にはないすぐに役立つ情報が満載。医師だけではなく、精神科の薬物療法に関心のあるコメディカル、患者さんやその家族にも大好評の書。薬剤写真や識別コード一覧 もさらに充実し、向精神薬の最新情報が一目でわかる。最新版では、2015年末までに発売された新薬や適応が拡大 された薬剤についての情報を追加した。 精神科領域での使用が注目されている漢方薬の項目がさらに充実。

精神科で処方される治療薬の早見表。資格勉強では「だいたいの作用&副作用」ぐらいしか習わないので、しっかりと参照できる書籍を手元に用意しておくのは役立った。飲んでる薬から対象者理解が果たされるってのはよくある話で、たとえば「実際の診断がよくわからないんです」と話すお兄ちゃんの飲んでる薬が、ストラテラコンサータと知り、「ADHDとかなんだろなあ」と推測できる、ってこともあった。

電話相談の実際 / 佐藤誠 共著

電話相談の実際

電話相談の実際

 

 1971年に東京に開局して以来、全国で目覚ましい発展を遂げてきた「いのちの電話」に関わってきた著者たちが、電話相談の現状、頻回通話者への対応、事例研究、ロールプレイの進め方などをまとめる。

専門学校時代の実習(相談支援事業所&精神科l病院)にて、鳴り止まない電話対応に苦心する職員の姿を観ていたので、電話に関する本も買ってみたところ、予想以上に面白かった。この本は「いのちの電話」の視点から執筆されたため、電話対応の心構えが主たる内容となっている。激ウツ系からブチギレ系まで、困難ケースの対応が載ってるのがうれしい。この本を片手に場数をこなした今、そうそう電話口で焦ることも少なくなった……はず。

対話精神療法の初心者への手引き / 神田橋條治

対話精神療法の初心者への手引き

対話精神療法の初心者への手引き

 

 対象者理解に関する書籍。内容紹介&Amazonレビューが存在しないのが非常に謎だが、ともあれ平素な文章ながら読み返すごとに新たな気づきが得られるスルメ本である。神田橋條治の書籍はクセが強すぎるとの批判もあるが、この本は比較的とっつきやすい部類に入るのではないかと思う。

社会保障便利事典 / 週刊社会保障編集部(編)

社会保障便利事典〈平成29年版〉

社会保障便利事典〈平成29年版〉

 

社会保障の関係者、社会保障に関心のある人、必携!複雑な社会保障を、一生のライフサイクルに沿って、コンパクトに解説。社会保障の内容、手続きのしかた、問合せ先など、いざというとき役に立つ情報満載。

社会保障制度を片っ端から載せまくった本。社会資源を熟知すれば、支援の幅が広がるだろうという安直な考えのままに購入してみた。実際、細かい知識を整理するのに超役立ってる。対象者にはもちろん、同僚に制度説明をするときにも使いやすい一冊。

資格勉強時代の教科書各種

この記事タイトルの『+α』にあたるのがこれ。専門学校時代に書き込みまくった教科書、案外というかめっちゃお世話になってます。卒業時に処分しなくてよかったなあと。職域によってそれぞれの教科書の参照頻度が変わると思いますが、『人体の構造と機能および疾病』や『精神疾患とその治療』は、対象者理解にダイレクトに役立つ&きわめて普遍的な内容なので、職場の机に忍ばせては、何度も読み返しています。

 

「経験がないのなら、せめて知識をつけないと」との思いで、読んだ本そのままにトライ&エラーを重ねる毎日ですが、少しずつ新米ワーカー特有の失敗が減ってきた気がします。これから怖いのが「慣れ」に起因する失敗なので、改めてインプット量を増やさなきゃなぁと思っています。そのためにはまとまった読書時間を確保しないと……う~む……。

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