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【勉強】参考書・問題集の”超具体的”な使い方ってなんなの

この記事を書く理由

巷の勉強法サイトは、その多くが「要点をまとめたノートを作る」、「音読する」「解法が5秒以内で浮かぶように」などの技法論や最終目標の提示、あるいは「短期集中一点突破」、「スキマ時間の活用」など、勉強行動を持続させるためのプロジェクトマネジメント紹介である。しかし、たとえば参考書を何周もする中でどのように書き込み/チェックをするのかといったプロセスは「その人にあったやりかたで」などと個人の判断に委ねられていることが多い。気がする。

そんな訳で今回は、問題集の書き込みに限定した勉強法を書き出してみる。「その人にあったやりかた」を見つけるためには、ひとまず何かしらの具体案から修正していくほうが簡単だと思うからだ。

書き込み/チェックの具体例

仮にTOEIC的な英語の問題集を解いているとしよう。

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解き終えたあとの書き込みは、以下のとおりになる。

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書き込みにあたっての留意点

  • 正解した設問にはチェックをつけない
    →多少テンションは上がるかもしれないが、正答量と比例して問題集が汚くなる。
  • 迷ったけど正解した設問には打ち消し線を引く
    →実際の試験で迷っているようではマズいが、かといって不正解と同じ扱いだと読み返すときにテンションが下がる。
  • 不正解の設問には斜め線を引く
    →再び間違えるとXマーク、*マークと進化していく。
  • 解いた回数を、『正マーク』で記す
    →今回はスペースの都合上、大問の左に書いているが、実際には参考書の章立て(例:第15章『形容詞』、レッスン12『順列と組み合わせ』,etc)ごとに『正マーク』を使っている。

そして再び解き直すと……

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前回は迷いながらも正答した(2)が、今回は不正解だったので斜め線を引き、(3)は再び間違えたのでXマークと相成った。また、これで解いた回数は2回目なので、正の字を書き足している。

超個人的なペン・付箋・ノートの使いかた

  • 書き込みはシャーペンで
    →多機能ペンを使っていたとしても、わざわざボールペン芯に切り替えて書き込むのは面倒くさい。マーカーも同様の理由で使っていない。
  • 付箋は解く範囲のセグメント分割用と難問チェック用に使う
    →縦に貼るときはセグメント分割、横に貼るときは何度も誤答した問題が載っているページと使い分けると便利。
  • まとめノートは要らない
    →ノートをまとめる時間があったら参考書なり問題集なりを読み返す/解きなおすほうが効率的だと思う。全問記述式の問題集でもない限り必要ない。

まとめ

  1. 章ごとに『正マーク』で解いた回数を数える
  2. 『正解』『迷ったけど正解』『不正解』に大別してチェックする
  3. ノート作りやマーカーライン引きに凝ってるようでは本末転倒

飽き性なくせして凝り性だった自分は、「挫折しないための勉強法」に特化した作戦を練った結果、少しでも手間を減らすメソッドに行き着いている。問題集とペン、あとはチラシの裏さえあれば勉強はできるのだ。

三菱鉛筆 多機能ペン ジェットストリーム4&1 MSXE510005.9 ネイビー
 

 ↑ここ数年、お世話になってる相棒

↑この記事で取り上げた問題集も今回のメソッドで解いてます